こんにちは。

ningen-saiko.comでは、僕がなぜ「自分の仕事は自分で創る」という想いに至ったのか、その原点である悔しい失敗談と決意を語らせていただきました。

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【はじめに】なぜ僕は、他人に乗っかる人生ではなく「自分の仕事は自分で創る」道を選んだのか

この記事を読んで、「想いは分かった。でも、具体的に何から始めればいいの?」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、このまちおこし.comでは、その想いを**「現実の仕事」**に変えていくための、具体的な方法論(How)を徹底的に解説していきます。

今回はその第一弾として、特別なスキルもコネもなかった僕が、どのようにして「スマホ教室」という仕事を作り、収益化まで繋げたのか、その全手順を包み隠さずお話しします。

これは特別な才能を持った人の成功物語ではありません。

**「小さな気づき」と「ほんの少しの行動」**があれば、誰にでも再現可能なステップです。

[スマホ教室の様子]

ステップ1:身の回りの「小さな困った」にアンテナを張る

全てのビジネスは、誰かの「困った」を解決することから始まります。大げさに考える必要はありません。僕の始まりも、本当に些細なことでした。

当時、尼崎でスマホ修理屋を営んでいた僕の店には、よく高齢者の方が「ちょっと教えて」とやってきました。

  • 「LINEの使い方が分からへん」
  • 「孫の写真を撮りたいんやけど」
  • 「このアプリ、どうやって使うの?」

それは、お金を払って教室に通うほどではない、本当に「ちょっと」した困りごと。でも、その「ちょっと」が、僕の周りには確実に、そしてたくさん存在していました。

「これだ」と思いました。

修理や販売だけでなく、この「小さな困った」を解決することが、新しい仕事になるんじゃないか?

これが、僕の「自分の仕事」が生まれた瞬間です。

【あなたへの質問】

あなたの職場や、友人、家族、地域の人たちが「ちょっとだけ困っていること」は何ですか? まずは、その小さな声に耳を澄ませてみてください。

ステップ2:足りないスキルは、素直に「学ぶ」

「困った」を見つけても、それを解決するスキルがなければ仕事にはなりません。当時の僕もそうでした。スマホを修理するスキルはあっても、「人に教える」スキルはゼロ。何をどういう順番で教えればいいのか、全く分かりませんでした。

そこで僕が取った行動は、とてもシンプルです。

「できないなら、できる人から学ぼう」

幸運にも、友人からスマホ教室のやり方を学べる3日間の集中講座があることを教えてもらい、僕はすぐに参加しました。プライドは必要ありません。知らないことは、素直に学ぶ。それが、自分の仕事創りへの一番の近道です。

【あなたへの質問】

あなたが見つけた「困った」を解決するために、今の自分に足りない知識やスキルは何ですか? それは、本や講座、あるいは詳しい友人に聞くことで補えそうですか?

ステップ3:仲間を一人見つけ、「練習」から小さく始める

スキルを学んだからといって、いきなり完璧なサービスを提供する必要はありません。僕もそうでした。講座は受けたものの、一人で教室を開く自信はまだありませんでした。

そんな時、僕を助けてくれたのは「仲間」の存在です。

講座で同窓だった人に、「まずはボランティアで、練習がてら一緒にやってみないか?」と声をかけました。一人では躊躇してしまうことも、二人なら心強い。「やろう!」と話はすぐにまとまりました。

僕たちはまず、無料で教室を開き、どうすれば分かりやすく伝えられるか試行錯誤しました。この**「練習期間」**があったからこそ、自信を持ってサービスを提供できるようになったのです。

【あなたへの質問】

あなたの挑戦を、一緒に面白がってくれそうな友人や知人はいませんか? いきなりビジネスとしてではなく、「練習」として、一緒に一歩を踏み出してみませんか?

ステップ4:活動を「見える化」し、信頼を積み重ねる

ボランティアの活動で手応えを感じ始めたら、次はその活動を「見える化」するステップです。自分たちが何者で、どんな想いで、どんな活動をしているのかを、きちんと外部に発信していくのです。

僕の場合は、活動実績をまとめて行政に持ち込みました。

「僕たちは、地域の高齢者の皆さんのために、こんな活動をしています」と。

最初は相手にされなかったとしても、諦めずに活動を続け、発信していく。そうするうちに、徐々に応援してくれる人が現れ、信頼が生まれます。僕の活動も、親身になってくれる行政の担当者の方との出会いによって、大きく前進しました。

この「信頼」こそが、ボランティアを「仕事」に変えるための鍵です。信頼がなければ、誰からもお金をいただくことはできません。

ブログやSNSでの発信も、この「見える化」の非常に強力なツールです。

【あなたへの質問】

あなたの活動や想いを、どんな形で発信しますか? まずは、このブログのように、あなたの考えを文章にしてみることから始めてみませんか?

結論:特別な才能はいらない。必要なのは、ほんの少しの勇気だけ

ここまで読んでみて、どう感じたでしょうか?

僕がやったことに、何か特別な才能やスキルが必要だったでしょうか?

答えは「NO」です。

  1. 人の困りごとに気づき
  2. 足りないことを学び
  3. 仲間と練習から始め
  4. 活動を発信して信頼を得る

一つ一つは、誰にでもできる小さなステップです。

でも、このステップを一つずつ登っていくことで、確実にあなたの経験は「仕事」に変わっていきます。

ningen-saiko.comで語った僕の想いは、この地道な実践の先に見つけたものです。

この記事が、あなたが「自分の仕事」を創るための、最初の一歩を踏み出すきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。

さあ、次はあなたの番です。