私たちは地域の課題に取り組み、高齢者を支援するまちおこし活動を行っています。
この記事では、私たちの活動の詳細や理念についてご紹介します。
活動の理念
まず、私たちの活動の根本には、高齢者支援という強い想いがあります。
現代社会では高齢化が進む中で、特に地域の高齢者が孤立せず、元気に日常を過ごせるような環境づくりが急務です。
そのために、高齢者のための居場所づくりや支援事業を立ち上げています。
地域の問題点の発掘
私たちが活動している尼崎市においては、いくつかの大きな課題があります。
1. 地域人口の減少
尼崎市全体で地域人口の減少が続いています。
この傾向は特に顕著であり、地域の活力を維持するためには、住民一人ひとりが参加しやすい環境を整える必要があります。
2. 高齢化の加速
特に尼崎市の大庄地区では高齢化が急速に進んでいます。
このような状況の中で、高齢者が生きがいを感じながら生活できる場所を提供することが重要です。
現在、地域内では以下のような活動が行われています。
- 街角ふれあい喫茶:高齢者が気軽に集まり、交流できる場として機能しています。
- フレイルサークル:歌、体操、手話、読み聞かせなどを通じて健康を維持し、仲間と楽しい時間を過ごす活動です。
- 100歳元気体操:行政の指導のもと、地域住民が集まり、身体を動かすことを目的にした体操プログラムです。
これらの活動は、高齢者にとっての居場所づくりに寄与していますが、さらに支援の幅を広げることが必要とされています。
私たちが始めたこと
スマホ体験教室の取り組み
私たちは、高齢者がデジタル社会に取り残されないための取り組みとして、【スマホ体験教室】という名前のスマホコミュニティーを作りました。
この教室は、高齢者でもわかりやすい内容を心がけ、半年ほど定期的に開催しました。その結果、継続的に多くの参加者が集まるようになり、地域にとって【スマホ教室】が必要であることを行政に訴えることができました。
行政からは、高齢者を対象に地域に根付かせるためには、社会福祉協議会が管理する【老人クラブ】で講義を行うのが良いという提案を受け、社協さんを紹介してもらいました。
その後の話し合いの結果、社協さんが開催するスマホ体験教室に講師として参加できるように段取りを整えていただき、月に一回、2年間にわたって教室を開催することができました。
フレイル予防サークルの継続
契約が終了した際に、生徒の皆さんに話をしたところ、教室を継続したいという強い要望がありました。
そこで、【フレイル予防サークル】として活動を継続することにしました。
フレイル予防サークルでは、引き続きスマホの講義も行っていますが、それだけでなく、フレイル予防についてさまざまなゲストを招き、多角的に講義を行い、楽しく学んでいます。
また、単に講義を受けるだけでなく、生徒さんに主体性を持ってもらい、やりたいことに挑戦する機会を提供しています。
例えば、「手話を学びたい!」というリクエストがありましたが、専門の手話の先生を呼ぶには高額な謝礼が必要で、予算の都合上厳しい状況でした。
そこで、手話を習いに行っている生徒さんが技術を披露する場として活用し、参加者に手話を披露しつつ、教えていただくという形で実現しました。
今後の展開について
今後は、フレイル予防サークルの活動の和を広げていきたいと考えています。
地域の皆さんと繋がりたい
例えば、地域の皆さんと繋がりたいと考えています。
具体的には、参加者の募集を拡大し、尼崎大庄地区だけでなく、近隣の地域の皆さんも受け入れる体制を整えています。地域全体で交流を深め、高齢者が楽しめる場を提供していきたいと思っています。
コンテンツを増やす
また、地域の会社・事業主とのコラボレーションを進めたいと考えています。
高齢者の方々は情報収集が苦手で、情報の良し悪しの判断が難しい状況にあります。
そのため、以下のようなテーマを扱うことで、参加者が役立つ情報を得られる場にしていきたいです。
- 投資関係(新NISA)
- 健康情報(食生活)
- 終活情報
これらの情報を提供し、さらに地域の事業者と協力することで、経済の活性化にもつながると考えています。
また、広告を配信しても情報が届きにくい現代において、こういったコミュニティに広告費を充てることで、効果的なコミュニケーションが図れるのではないかと期待しています。
一般のスキルを披露する場として
個人のスキルを活用する場としても、このコミュニティは大歓迎です。
例えば、自己流でケーキが作れる方や、趣味でやっている家庭菜園の自慢など、参加者同士でスキルを披露し合い、楽しむことを第一に活動を進めています。
このように、趣味の楽しみ方を共有することで、多くの人に喜んでもらえる場となっています。
今後の企画について
ミドル層のサポートも考えています
私もまもなく65歳を迎えるので、高齢者の仲間入りです。
20年間ブログを書き続けてきた経験を活かし、今後は【ブログコミュニティ】を作ろうと考えています。
会社を引退した後に「することがない」という声をよく耳にしますが、ブログを書くことで新しい楽しみを見つけることができます。
私自身も、会社人間だった頃は時間に追われて余暇を楽しむ余裕はありませんでしたが、ブログを書くことが新しい生きがいとなりました。
このコミュニティでは、「ブログってどうするの?」というレベルの方から歓迎し、ワードプレスを使って趣味のブログを投稿できるようになる教室を開催する予定です。
ご自身の趣味や貢献活動をブログで発信することで、活動に力が入り、楽しさも倍増します。
また、ブログを書くことで得られる付加価値として、収益化の方法も教室で紹介します。
ブログを通してデジタル資産を築くことができるのです。
収益化の仕組み作りも教室で公開し、皆さんがデジタル時代に適応できるようサポートしていきます。
高齢者のデジタル化対策
もう一つの重要な課題は、高齢者におけるデジタル化の遅れです。
多くの高齢者がスマートフォンを持っているにもかかわらず、その使い方に満足しているとは言えません。政府もデジタル化を推奨していますが、現実にはその進展はあまり見られない状況です。
例えば、行政が開催するスマホ教室は携帯キャリアを招いて行われることが多いのですが、その内容はキャリアの集客に偏っており、真に高齢者が使えるようになることを目指したものではありません。
高齢者がスマホの使い方を学び、デジタル社会に取り残されないためには、彼らにとって学びやすく、安心して参加できるコミュニティを作ることが求められています。
私たちは、こうしたデジタル教育の遅れに対し、地域の高齢者が主体的にスマホを学び、交流できるコミュニティづくりを進めています。
スマホ教室を通して、日常生活に役立つ情報や操作を学ぶ機会を提供し、デジタル技術の利用を支援することを目指しています。
まとめ
今後も私たちは、地域の高齢者が孤立せず、生き生きと暮らせる環境を作るために活動を続けていきます。さらに、デジタル化を進めるためのコミュニティ活動を強化し、より多くの人がデジタル社会の恩恵を受けられるように努めていきます。
皆さんも私たちの活動にぜひご参加ください。
地域の未来をともに作っていきましょう!