「アクセス解析って、なんだか難しそう……」
そう思っていませんか?僕も最初はそうでした。50歳でブログを始めた頃、Googleアナリティクスの画面を開いても、数字だらけで何が何だかさっぱり。「これ、本当に必要なの?」って思ってました。
でもね、アクセス解析は「ブログの健康診断」なんです。
病院で血圧や血糖値をチェックするように、ブログも定期的にデータをチェックすることで、「どこが良くて、どこを改善すべきか」が見えてくる。これが分かると、記事の質が劇的に向上します。
今日は、60歳の僕が15年間ブログを続けて学んだ「アクセス解析の見方」を、初心者でも分かるように解説します。難しい専門用語は使いません。あなたのブログを成長させるために、本当に見るべき指標だけをお伝えします。
データは味方です。一緒に読み解いていきましょう!

なぜアクセス解析が必要なのか?
「記事を書いて投稿するだけじゃダメなの?」
もちろん、記事を書くことが最優先です。でも、書いたら書きっぱなしでは、成長が止まってしまうんです。
アクセス解析で分かること
アクセス解析を見ると、こんなことが分かります:
- どの記事が読まれているか──人気記事を見つけられる
- どこから読者が来ているか──Google検索?SNS?直接アクセス?
- 読者がどのくらい滞在しているか──記事の満足度が分かる
- どのページで離脱しているか──改善すべきポイントが見える
- どのキーワードで検索されているか──SEO対策のヒントになる
僕の失敗談──データを見ない時代
実は僕、最初の3年間はアクセス解析をほとんど見ていませんでした。
「とにかく記事を書けば読まれるだろう」と思っていたんです。でも、アクセス数は伸びず、収益もゼロ。記事数だけが増えていく日々でした。
転機が訪れたのは、ある先輩ブロガーに「データ見てる?」と聞かれた時。「え、見てません……」と答えたら、「それじゃあ目隠しして運転してるようなものだよ」と言われて、ハッとしました。
その日からアクセス解析を毎日チェックするようになり、半年後には月3万円の収益を達成。データを見るだけで、こんなに変わるんです。
💡 ワッシィからのアドバイス
「アクセス解析は難しい」と思うかもしれませんが、最初は3つの数字だけ見ればOKです:
- 訪問者数──何人来たか
- 人気ページ──どの記事が読まれたか
- 直帰率──すぐに帰った人の割合
これだけで、ブログの状態が見えてきます。
Googleアナリティクスの設定方法
「アクセス解析って、どうやって始めるの?」
まずはGoogleアナリティクス(GA4)を設定しましょう。無料で使える最強のツールです。
ステップ1:Googleアカウントを用意
GmailアドレスがあればOKです。すでにお持ちなら、そのまま使えます。
ステップ2:Googleアナリティクスに登録
- Googleアナリティクス公式サイトにアクセス
- 「測定を開始」をクリック
- アカウント名を入力(例:「まちおこしブログ」)
- プロパティ名を入力(例:「まちおこし.com」)
- タイムゾーンを「日本」に設定
- 通貨を「日本円(JPY)」に設定
ステップ3:データストリームを作成
プラットフォームは「ウェブ」を選択し、ブログのURLを入力します。
すると、測定ID(G-から始まる番号)が発行されます。これが重要です!
ステップ4:WordPressに測定IDを設定
WordPressを使っている場合、プラグイン「Site Kit by Google」を使うと超簡単です:
- WordPressダッシュボードで「プラグイン」→「新規追加」
- 「Site Kit by Google」を検索してインストール
- 有効化して、Googleアカウントで連携
- 測定IDを入力(自動で取得される場合もあります)
ステップ5:データが反映されるのを待つ
設定後、24時間以内にデータが表示され始めます。最初は「リアルタイム」レポートで、今訪問している人数が見られますよ!
⚠️ 注意点
設定直後はデータが0件で「ちゃんとできてるのかな?」と不安になりますが、大丈夫!24時間待ってみてください。焦らず、コーヒーでも飲んで待ちましょう☕

見るべき5つの重要指標
Googleアナリティクスの画面を開くと、数字がたくさん並んでいて圧倒されますよね。でも、最初に見るべき指標は5つだけです。
1. ユーザー数(訪問者数)
何人の読者があなたのブログを訪れたかを示す数字です。
この数字が増えれば、ブログが成長している証拠。毎日チェックして、増減の傾向を把握しましょう。
目安: 初心者は月間1,000人を目指しましょう。月3万円稼ぐには、月間10,000人が目安です。
2. ページビュー数(PV)
何ページ読まれたかを示す数字です。
1人の読者が3記事読んだら、PVは3です。ユーザー数よりPVが多いほど、「回遊率が高い」=「読者が他の記事も読んでくれている」ということ。
理想: 1人あたり2〜3PVあれば良好です。
3. 平均エンゲージメント時間(滞在時間)
読者が1ページに滞在した平均時間です。
この時間が長いほど、「じっくり読まれている」=「記事の質が高い」ということ。逆に短いと、「すぐに離脱されている」=「期待外れだった」可能性があります。
目安: 1分30秒以上あれば合格。3分以上なら優秀です!
4. 直帰率
1ページだけ見てすぐに帰った人の割合です。
直帰率が高いと、「記事は読まれたけど、他の記事に興味を持ってもらえなかった」ということ。内部リンクを増やすと改善できます。
目安: 50〜70%が一般的。40%以下なら優秀です。
5. 流入元(トラフィックソース)
読者がどこからやってきたかを示します:
- Organic Search(オーガニック検索)──Google検索から
- Direct(直接)──URLを直接入力、またはブックマーク
- Referral(参照)──他のサイトからのリンク
- Social(ソーシャル)──SNS(X、Facebook、Instagramなど)
理想: Organic Searchが50%以上なら、SEO対策がうまくいっている証拠です。
💡 ワッシィの実例
僕のブログは、Organic Search 65%、Direct 20%、Social 10%、Referral 5%です。Google検索からの流入が多いので、SEO対策に力を入れた成果が出ています!

直帰率の理解と改善
「直帰率が80%もある……これってヤバイですか?」
大丈夫、落ち着いてください。直帰率が高いこと自体は、必ずしも悪いことではありません。
直帰率が高くても問題ない場合
- 読者の疑問が1記事で解決した──これは良いことです!
- 専門的な記事──例えば「WordPressの設定方法」など、目的が達成されたらすぐに帰るのは自然
- ブログを始めたばかり──記事数が少ないと、他のページに誘導できないので直帰率は高くなりがち
直帰率が高くて問題がある場合
- 平均エンゲージメント時間が短い──例えば30秒以下だと、「期待外れ」で離脱された可能性大
- タイトルと内容が一致していない──「釣りタイトル」になっていませんか?
- 読みにくい記事──文字ばかりで画像がない、段落が長すぎる、など
直帰率を改善する5つの方法
1. 内部リンクを増やす
記事の中で、関連する他の記事へのリンクを3〜5箇所入れましょう。
例:「SEO対策について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください」
2. 関連記事を記事下に表示
WordPressのプラグイン「YARPP」や「Related Posts」を使うと、記事下に自動で関連記事が表示されます。これだけで直帰率が10〜15%改善することも!
3. 導入文を工夫する
記事の冒頭(リード文)で、読者の悩みに共感し、解決策を予告することで、「この記事を読もう」と思ってもらえます。
4. 読みやすいデザイン
- 見出しを適切に使う(h2、h3)
- 画像を入れて視覚的に分かりやすく
- 箇条書きを活用
- 1段落は3〜4行以内に
5. サイドバーに人気記事を表示
サイドバーに「よく読まれている記事」を表示すると、読者が他の記事に興味を持ちやすくなります。
📊 僕の改善実例
僕のブログは、内部リンクを増やす前は直帰率75%でした。それが、各記事に関連記事リンクを5箇所入れたところ、直帰率が52%まで改善!PVも1.5倍になりました。

流入元の分析
「読者はどこからやってくるの?」
これを知ることで、どこに力を入れるべきかが明確になります。
4つの主要な流入元
1. Organic Search(オーガニック検索)
Google、Yahoo!、Bingなどの検索エンジンからの流入です。
これが最も安定した流入源。SEO対策をしっかり行えば、長期的にアクセスが増え続けます。
目標: 全体の50%以上を目指しましょう。
2. Direct(直接)
URLを直接入力、ブックマーク、メールのリンクからの流入です。
これが多いと、「ファンが増えている」=「リピーターが多い」証拠。直接アクセスが20%以上あれば、ブログの価値が認められています。
3. Social(ソーシャル)
X(旧Twitter)、Facebook、Instagram、PinterestなどのSNSからの流入です。
SNSは「瞬発力」があります。記事を投稿した直後にアクセスが急増しますが、時間が経つと減少します。拡散されれば大きなアクセスが期待できます。
4. Referral(参照)
他のサイトからのリンクで訪れた読者です。
被リンク(他サイトからのリンク)が増えると、SEO評価も上がります。質の高い記事を書けば、自然と他サイトから紹介されるようになります。
流入元別の戦略
| 流入元 | 強化方法 | 期待できる効果 |
|---|---|---|
| Organic Search | SEO対策、キーワード選定、質の高い記事 | 長期的・安定的なアクセス増加 |
| Direct | メルマガ配信、ブックマークを促す | リピーター増加、ファン獲得 |
| Social | SNS投稿、シェアボタン設置 | 短期的な爆発的アクセス |
| Referral | 質の高いコンテンツ、被リンク獲得 | SEO評価向上、新規読者獲得 |
💡 ワッシィの流入元戦略
僕はSEO重視です。なぜなら、SNSは毎日投稿しないとアクセスが途絶えますが、SEOで上位表示されれば、何もしなくても毎日アクセスが入り続けるから。
だから、キーワード選定と記事の質に全力投球しています。その結果、Organic Searchが65%を占めるようになりました。

人気ページの分析
「どの記事が人気なのか知りたい!」
Googleアナリティクスで「ページとスクリーン」を見ると、人気ページランキングが分かります。
人気ページから分かること
1. 読者のニーズが見える
よく読まれている記事=読者が求めている情報です。
例えば、「WordPressの始め方」が人気なら、読者は「ブログの立ち上げ方」に興味があるということ。そこから「次はSEO対策の記事を書こう」と戦略が立てられます。
2. 伸びしろのある記事が分かる
アクセスがそこそこあるけど、滞在時間が短い記事は、リライトすれば大化けする可能性があります。
逆に、アクセスは少ないけど滞在時間が長い記事は、SEO対策を強化すれば、もっと多くの人に読まれるようになります。
3. 収益化のチャンスが見える
人気記事にアフィリエイトリンクを追加すれば、収益が一気に伸びる可能性があります。
人気ページの活用法
1. 関連記事を書く
人気記事のテーマを深堀りした記事を追加しましょう。
例:「WordPressの始め方」が人気→「WordPressのおすすめプラグイン」「WordPressのSEO設定」を追加
2. 内部リンクで繋ぐ
人気記事から他の記事にリンクを張れば、他の記事のアクセスも増えます。
3. リライトして質を上げる
人気記事は「ブログの顔」です。定期的にリライトして、最新情報を追加し、画像や図を増やして、さらに質を高めましょう。
4. 収益化を強化
人気記事にアフィリエイトリンクや広告を追加して、収益を最大化しましょう。
📈 僕の成功例
僕のブログで「60歳からブログで稼ぐ方法」という記事が月間3,000PVになりました。そこで:
- 関連記事「Googleアドセンス審査対策」を追加
- 内部リンクで相互に繋いだ
- アフィリエイトリンク(レンタルサーバー)を追加
その結果、月間収益が1万円→3万円に増えました!人気記事は「宝の山」です。

データを改善に活かす方法
「データを見たけど、それで?」
データは見るだけでは意味がありません。「見る→分析する→改善する」のサイクルを回すことで、ブログが成長します。
PDCAサイクルをブログに応用
P(Plan:計画)
データを見て、改善すべきポイントを決めます。
例:「直帰率が高いから、内部リンクを増やそう」
D(Do:実行)
計画を実行します。
例:各記事に関連記事リンクを5箇所追加
C(Check:確認)
1〜2週間後、データを再チェックします。
例:直帰率が75%→60%に改善!PVも1.3倍に増加!
A(Action:改善)
うまくいったら継続、うまくいかなければ別の方法を試します。
例:効果があったので、全記事に内部リンクを追加
具体的な改善アクション
ケース1:アクセスが少ない
原因: SEO対策不足、キーワード選定ミス
改善策:
- Googleサーチコンソールでキーワードを確認
- 検索ボリュームのあるキーワードで記事を書く
- タイトルにキーワードを入れる
ケース2:直帰率が高い
原因: 内部リンク不足、読みにくい記事
改善策:
- 内部リンクを3〜5箇所追加
- 見出しを増やして読みやすく
- 画像を追加して視覚的に
ケース3:滞在時間が短い
原因: 内容が薄い、期待外れ
改善策:
- 記事をリライトして、情報量を増やす
- 具体例や体験談を追加
- タイトルと内容を一致させる
ケース4:SNSからの流入が少ない
原因: SNS投稿不足、シェアボタンなし
改善策:
- 記事投稿後、すぐにSNSでシェア
- シェアボタンを記事上部・下部に設置
- 魅力的なアイキャッチ画像を作成
⏰ 定期チェックのススメ
僕は毎週月曜日の朝、コーヒーを飲みながらGoogleアナリティクスをチェックします。
週1回、30分だけデータを見て、「今週はこれを改善しよう」と決める。それだけで、ブログは確実に成長します。

まとめ──データ活用でブログ成功
さあ、ここまでお疲れ様でした!長い記事でしたが、最後まで読んでくださって本当にありがとうございます。
今日の内容をおさらい
- アクセス解析はブログの健康診断──データを見ることで、改善点が見える
- Googleアナリティクスを設定しよう──無料で使える最強ツール
- 見るべき指標は5つ──ユーザー数、PV、滞在時間、直帰率、流入元
- 直帰率は改善できる──内部リンク、関連記事、読みやすいデザイン
- 流入元を分析して戦略を立てる──SEO重視がおすすめ
- 人気ページは宝の山──リライト、内部リンク、収益化で最大活用
- PDCAサイクルを回す──見る→分析→改善→確認の繰り返し
あなたへのメッセージ
アクセス解析って、最初は「面倒くさい」「難しい」と思うかもしれません。
でもね、データは「未来を創るための地図」なんです。
どこに進めばいいか、どこで立ち止まるべきか、どこに宝が埋まっているか──すべてデータが教えてくれます。
僕は15年間ブログを続けてきましたが、データを見始めてから、ブログが劇的に変わりました。
収益もそうですが、何より「読者に喜ばれる記事」が書けるようになったことが一番の宝物です。
今日からできること
まずは、週1回、30分だけGoogleアナリティクスを開いてみてください。
最初は数字の意味が分からなくても大丈夫。毎週見ていれば、自然と「あ、今週はアクセスが増えた!」「この記事が人気だ!」と気づくようになります。
そして、1つだけ改善を試してみてください。内部リンクを1つ追加するだけでもOK。小さな一歩が、大きな変化を生みます。
背中を押します
あなたのブログは、まだまだ伸びます。
今日学んだアクセス解析の知識を使って、ブログを成長させてください。
60歳の僕でもできたんです。あなたにできないわけがない。
データという友達を味方につけて、一緒にブログで稼ぎましょう!
応援しています。未来は、あなたが創るものです。🚀