「最近、原付にほとんど乗ってへんなあ」
車庫の奥で、ほこりをかぶった原付。あまるがタイヤのにおいをかいでいます。
手放そうと思っても、原付は尼崎市の大型ごみには出せません。そのうえ、ナンバープレートや保険の手続きも残っています。
この記事では、尼崎で原付を手放すときの手順を、市と国土交通省の情報で確かめてまとめました。
この記事でわかること
- 原付を手放すときにやる3つのこと
- 本体を「売る・譲る・処分する」それぞれの方法
- 市役所での廃車の手続き(持ち物と窓口)
- 自賠責保険の解約と、4月1日の税金
原付を手放すときは3つのことをする
結論から言うと、原付を手放すときは、次の3つが必要です。
| 順番 | やること | どこで |
|---|---|---|
| 1 | 本体の行き先を決める(売る・譲る・処分する) | バイク店、買取店、知人、二輪車リサイクル |
| 2 | 廃車の手続き(ナンバープレートを返す) | 尼崎市役所の税務管理課、各サービスセンター |
| 3 | 自賠責保険を解約する | 契約している損害保険会社 |
本体を手放しても、廃車の手続きをしないと税金がかかり続けます。保険も、自分で解約しないと終わりません。順番に見ていきます。
1. 本体は「売る・譲る・処分する」の3つ
まだ動くなら「売る」
動く原付なら、バイク店や買取店に売れることがあります。古くても、買い取ってもらえるか査定だけ頼んでみる価値はあります。
廃車の手続きは、業者が代わりに市役所へ申請することもできます(申請書に業者の印があれば、本人確認書類はいりません)。売るときは、廃車の手続きをどちらがするかを必ず確かめておきましょう。
知り合いに「譲る」
知人に譲るときは、市役所で「譲渡」の手続きをします。持っていくものは、廃車と同じくナンバープレート、登録票、本人確認書類です。
譲ったあとに相手が自賠責保険に入らないまま乗ると、無保険になってしまいます。保険のことも、相手に伝えておきましょう。
動かないなら「二輪車リサイクル」で処分
国内メーカーなどが売ったバイク(原付を含む)は、二輪車リサイクルシステムで処分できます。
- 「廃棄二輪車取扱店」のマークがあるお店に頼む(収集運搬料金が別にかかる)
- 指定引取場所(全国約170か所)に自分で持ち込む
- わからないときは、二輪車リサイクルコールセンター(050-3000-0727、平日9:30〜17:00)へ
なお、電動アシスト自転車やバイクの部品は、二輪車リサイクルの対象外です。
2. 市役所で廃車の手続きをする
原付(125cc以下)の廃車は、尼崎市役所で受け付けています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 持っていくもの | ナンバープレート、登録票、本人確認書類(マイナンバーカードや運転免許証など、顔写真付きのもの) |
| 窓口 | 尼崎市役所の税務管理課、または各サービスセンター |
| 問い合わせ | 税務管理課 06-6489-6288 |
| 書類 | 「軽自動車税廃車申告書兼標識返納書」(市のページから印刷でき、記入例もある) |
| 注意 | サービスセンターの土曜開庁日は手続きできない |
50cc超125cc以下で最高出力4.0kW以下の「新基準原付」は、市役所本庁南館2階の税務管理課(5番窓口)だけで受け付けています。サービスセンターではできません。
125ccを超えるバイクは、神戸運輸監理部兵庫陸運部(050-5540-2066)での手続きになります。
廃車は「3月中」がおすすめ
軽自動車税は、4月1日に原付を持っている人に、その年度の1年分がかかります。
| 原付の種類 | 税金(1年) |
|---|---|
| 50cc以下、新基準原付 | 2,000円 |
| 50cc超90cc以下 | 2,000円 |
| 90cc超125cc以下 | 2,400円 |
手放すと決めたら、4月1日より前に廃車の手続きを済ませておくと、次の年度の税金はかかりません。
3. 自賠責保険を解約する
原付にも、自賠責保険(強制保険)が義務づけられています。廃車したら、保険も解約しましょう。
- 解約は、契約している損害保険会社の窓口でする(代理店ではできない)
- 自賠責保険の証明書が必要。連絡先は証明書の下の欄に書いてある
- 解約は、廃車した日ではなく、保険会社で手続きをした日から
- 戻ってくるお金は、手数料と残りの期間で決まる。残りが1か月未満なら戻らない
国土交通省によると、250cc以下のバイクは、市役所で廃車しても保険会社にはその情報が届きません。自分で連絡することが大事です。
なんで原付をやめる人が増えてるん?
ここで、あまるが首をかしげました。
「ワン?(原付、もう売ってへんの?)」
2025年4月から、50cc超125cc以下で最高出力4.0kW以下のバイクが「新基準原付」として、原付免許で運転できるようになりました。
これを機に、新しい原付に乗り換える人もいれば、電動アシスト自転車に乗り換える人もいます。電動アシスト自転車には、ナンバープレートも、軽自動車税も、自賠責保険もいりません。
電動アシスト自転車の選び方は、50ccバイク生産終了と電動アシスト自転車の選び方にまとめています。
まとめ:本体、ナンバー、保険の3つを片づける
- 原付は、尼崎市の大型ごみに出せない
- 本体は、売る・譲る・二輪車リサイクルのどれか。売るときは、廃車の手続きをどちらがするか確かめる
- 廃車は、ナンバープレート・登録票・本人確認書類を持って税務管理課かサービスセンターへ(新基準原付は税務管理課だけ)
- 4月1日に持っていると1年分の税金がかかる。3月中の廃車がおすすめ
- 自賠責保険は、保険会社で解約。手続きした日から解約になる
ほかの「市で出せないもの」の手放し方は、尼崎市で出せないごみの捨て方にまとめています。
参考にした情報(2026年10月28日に確認)
・尼崎市「軽自動車税の申告手続(登録・廃車等)」
・尼崎市「軽自動車税の概要」
・尼崎市「新基準原動機付自転車の申告手続(登録・廃車等)について」
・尼崎市「オートバイ(原動機付自転車を含む)」
・国土交通省「自賠責保険・共済 よくあるご質問」